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PC・スマホ 《2024年》iPhoneおすすめモデル! 最新モデルから安価な旧機種まで

久しぶりにiPhoneを買い替えようと思ったときには、豊富なラインアップの中からどのモデルを選ぶか判断しなくてはなりません。特にここ数年は、Apple Store(オンライン)でも数年前のモデルが併売されており、今季は計9機種の中から1台に絞り込まなくてはなりません。

そこで本記事では、現行のiPhoneのラインアップをおさらい。各機種のポイントを整理しつつ、それぞれどんな人におすすめできる機種なのかを、改めてまとめました。

2024年9月のラインアップを確認

2024年9月時点において、iPhoneシリーズの最新ナンバリングは「16」です。ただし、Apple Store(オンライン)では、最新世代以外の「14」「15」「SE」も併売されており、ラインアップとしては以下の9モデルが並びます。

・iPhone 16:2024年9月発売、6.7インチ、A17搭載
・iPhone 16 Plus:2024年9月発売、6.7インチ、A17搭載
・iPhone 16 Pro:2024年9月発売、6.3インチ、A17 Pro搭載
・iPhone 16 Pro Max:2024年9月発売、6.9インチ、A17 Pro搭載
・iPhone 15:2023年9月発売、6.1インチ、A16 Bionic搭載
・iPhone 15 Plus:2023年9月発売、6.7インチ、A16 Bionic搭載
・iPhone 14:2022年9月発売、6.1インチ、A15 Bionic搭載
・iPhone 14 Plus:2022年9月発売、6.7インチ、A15 Bionic搭載
・iPhone SE(第3世代):2022年3月発売、4.7インチ、A15 Bionic搭載

本記事では、これらのモデルに絞って、解説していきましょう。なお、表記する価格はApple Store(オンライン)での販売価格になります。

とにかく安く購入したいなら「iPhone SE(第3世代)」

現行のラインアップの中で最も安く入手できるのが「iPhone SE(第3世代)」です。価格は、64GBモデルの62,800円(税込、以下同)から。搭載するチップセットは「A15 Bionic(4コアGPU版)」。処理性能としては、2021年のスタンダードモデルと同等です。現行ラインアップの中で唯一、生体認証でTouch IDを利用できるという点も、指紋認証にこだわりのある人ならばメリットでしょう。

ただし、画面サイズは4.7インチと小さく、バッテリー持ちが最大15時間と短め。背面カメラの構成も1200万画素の標準カメラのみで、ほかの機種と異なり超広角撮影は利用できません。また、暗所でも明るく撮れる「ナイトモード」にも非対応です。一度、「iPhone X(テン)」シリーズ以降のiPhoneを使ったことがある人ならば、物足りなく感じる仕様ではあります。

たとえば、iPhoneを初めて使う子どもに持たせる端末としては、有力候補になるでしょう。また、すでにOSアップデートの対象外となっている「iPhone 8」などの旧デザインモデルを使っている人は、生体認証などの使用感を維持できることもポイントです。

ただし、「iPhone SE(第3世代)」は、現在のラインアップのうち、唯一最小構成のストレージが64GBである点は注意が必要。長期使用を前提にOSのアップデートなどを繰り返すには、心もとない容量です。そのため、128GBモデルなどの上位構成を選択するか、どうしても64GBにこだわるならばクラウドストレージや外部ストレージを併用するかの2択が現実的な運用方法になります。

数年振りにiPhoneを買い替えるという人は、最新ナンバリングのスタンダードモデルである6.1インチの「iPhone 16」を検討しましょう。「iPhone 16」シリーズは、仕様面の進化とともに、従来のProシリーズさながらの特徴を備えており、長期運用を前提にした場合のコストパフォーマンスが高くなっています。

具体的には、「A18」チップを搭載したことが重要です。これにより、「iPhone 15」シリーズではProモデル限定のメリットだったAAAタイトルのゲームに新対応。さらに、2025年に日本語対応も予定されている“次世代Siri”とも言うべき「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」をサポートします。

また、従来世代同様、メイン+超広角のデュアルカメラを備えるスタンダードモデルでありながら、標準カメラの解像度が4800万画素になっており、イメージセンサー中央の1200万画素を使うことで、擬似的な光学2倍ズームを再現できるようになっています。

もはや、Proシリーズを選択しなくても、“画質の落ちにくい望遠撮影”はある程度の範囲に限り使えるのです。その意味で、「iPhone 12」シリーズ以前のProモデルを使ってきたユーザーが乗り換えを検討するならば、スタンダードモデルの「iPhone 16」でも十分だと言えます。

ちなみに、端末側面のボタン類としては、「iPhone 15 Pro」シリーズで新搭載された「アクションボタン」や、本世代で初搭載の「カメラコントロール」なども追加されており、これらを駆使した操作も可能に。新モデルを購入したうえでの楽しさも味わいやすい一台です。

価格は、124,800円(128GB)から。カラーバリエーションは「ウルトラマリン」「ティール」「ピンク」「ホワイト」「ブラック」の5色展開です。

スマホでたっぷり遊びたいなら「iPhone 16 Plus」

「iPhone 16 Plus」は、「iPhone 16」と同等のスペックを備えながら、6.7インチの大画面を備えているのが特徴。こちらもA18チップの搭載にともない、AAAタイトルのゲームプレイが可能になっています。

現状では、App Store(オンライン)に展開されているAAAタイトルの数も限られてはいますが、長期的な視野で考えれば、大画面を生かしてゲーム機として楽しんでいくポテンシャルを秘めた一台です。

なお、「iPhone 16」とも共通する特徴ですが、無線LAN通信規格として最新の「Wi-Fi 7」をサポート。対応のWi-Fiルーターがある場合には、より高速な通信環境の恩恵を受けられ、大容量のデータも素早くダウンロードできるでしょう。

Plusならではの特徴としては、バッテリー持ち時間が少し長いこともポイント。たとえば、「iPhone 16」が最大22時間のビデオ再生に対応するのに対し、「iPhone 16 Plus」では最大24時間のビデオ再生が可能です。

また、充電に関して、「iPhone 16」同様、30W以上の充電アダプターを使った際に、最大25WのMagSafeワイヤレス充電が可能です。従来世代よりも高速なワイヤレス充電が行えることもチェックしておきましょう。

ただし、サイズは77.8(幅)×160.9(高さ)×7.80(厚さ)mm、重量は199gです。これは「iPhone 16」の71.6(幅)×147.6(高さ)×7.80(厚さ)mm、重量170gと比べてひと回り大きいサイズ。そのため、タイトなズボンのポケットに収納したままだと、座りづらさを感じるかもしれません。

価格は、139,800円(128GB)から。カラーバリエーションは「iPhone 16」と同様の5色から選択できます。

クリエイティブに駆使するなら「iPhone 16 Pro」

「iPhone 16」世代のProモデルは、従来よりもディスプレイサイズがひと回り大きくなったのがトピック。「iPhone 16 Pro」は6.3インチになりました。Proシリーズは過去モデルが併売されていないので、Proモデルが欲しくなった場合、公式サイトから新品として購入する最安の選択肢は「iPhone 16 Pro」になります。

上位モデルとしての付加価値は多くありますが、わかりやすいところではカメラに注目。まず、背面に望遠カメラを含むトリプルカメラシステムを搭載しており、5倍の光学ズームをサポートする点があげられます。

スタンダードモデルよりもさらに遠くの被写体を撮影できるので、たとえば遠距離から子どもやペットの表情を保ったまま撮影したい場合にメリットを享受できるでしょう。なお、「iPhone 15 Pro」シリーズでは、望遠カメラの倍率について、Proで3倍、Pro Maxで5倍という差がありましたが、本世代ではProもPro Maxも5倍で統一されています。

また、昨年の「iPhone 15 Pro」シリーズと同様、USB Type-Cポートがデータ伝送速度10Gbpsに対応している点も重要。これにより、外部機器との接続が快適に行えます。

たとえば、長尺の高解像動画などを撮影した際に、MacやPCへとデータを転送しやすいわけです。そして、Apple ProRAWでの静止画撮影や、ProResビデオ撮影なども可能。「Pro」の名を冠するとおり、撮影機材としての魅力も兼ね備えています。

なお、本世代の新機能としては以下の3点です。

(1)4K/120fpsのスローモーション撮影
(2)Apple Vision Proで視聴できる「空間ビデオ」に加えて、「空間写真」に対応
(3)4つのスタジオ品質マイク(空間オーディオでの動画撮影、楽器やボーカルの高音質録音

価格は159,800円(128GB)から。従来世代と同じく、ストレージの容量には、1TBの選択肢もあります。カラーバリエーションは「デザートチタニウム」「ナチュラルチタニウム」「ホワイトチタニウム」「ブラックチタニウム」の4色を選べます。

仕事道具として導入するなら「iPhone 16 Pro Max」

「iPhone 16 Pro Max」では、「iPhone 16 Pro」と同様の特徴を備えながら、iPhoneシリーズ最大となる6.9インチの大画面ディスプレイを備えるのがポイントです。

「iPhone 16 Pro」とも共通する特徴ですが、Proシリーズのディスプレイは、常時表示に対応していることがポイント。たとえば、iOS 17で追加された「スタンバイモード」を駆使すれば、寝室やデスクサイドでの充電時に、置き時計やフォトフレームのような使い方ができます。

同様に、ProMotionテクノロジーをサポートし、リフレッシュレート(画面の更新頻度)が120Hzに対応していることもポイント。Webサイトのスクロール時や、ゲームプレイ時に、ブレの少ない滑らかな描写を期待できます。

ちなみに、Proシリーズが搭載するチップセットは、スタンダードモデルのそれより高性能な「A18 Pro」。ゲームプレイ用のデバイスとしても、クリエイティブなデバイスとしても、スタンダードモデルより高性能です。

なお、バッテリー駆動時間は、「iPhone 16 Pro」が最大27時間のビデオ再生に対応するのに対し、「iPhone 16 Pro Max」はさらに6時間長い、最大33時間のビデオ再生時間を誇ります。高スタミナな端末としても注目しておきましょう。

価格は189,800円(256GBモデル)から。「iPhone 15 Pro」と比べても+30,000円の差がある高嶺の花でもあります。カラーバリエーションは「iPhone 16 Pro」と共通。ストレージの最大構成も同じく1TBです。

Apple Intelligenceやゲームに興味がないなら「iPhone 15」

以降は、併売されている旧世代モデルの紹介です。

まず、最新機能のApple Intelligenceや、iPhoneでのゲームプレイに興味がない人ならば、2023年発売のスタンダードモデル「iPhone 15」を検討するとよいでしょう。本世代からは、背面に磨りガラスのような質感の仕上げが採用されており、「iPhone 14」以前の世代のスタンダードモデルと比べてもデザインが洗練されている印象。型落ちといっても、古さを感じない一台です。

同世代を選ぶ機能的なメリットは主に3つ。1つ目は、ディスプレイが屋外でも視認しやすいピーク輝度2000nitsをサポートしており、インカメラも「Dynamic Island(ダイナミックアイランド)」というUIと連動したパンチホールインチのデザインに変更されていることです。

2つ目は、メインカメラの解像度が4800万画素にアップし、メイン+超広角のデュアルカメラシステムでありながらも、擬似的な光学2倍ズームを再現できることです。

3つ目は、ポートのデータ伝送速度は旧来のLightningと変わらないものの、本世代からUSB Type-Cポートが採用されていることです。

つまり、「屋外で画面が見やすい」「カメラでさまざまな構図を撮りやすい」「充電ケーブルをMacやiPadと共通化させやすい」という三拍子が揃っているので、後述する「iPhone 14」シリーズよりも、長期的な視点で満足度が高くなりやすいと言えます。

価格は、112,800円(128GB)から。最新の「iPhone 16」よりも1万2000円安価です。カラーバリエーションは「ピンク」「イエロー」「グリーン」「ブルー」「ブラック」の5色展開です。

電子コミックなどのコンテンツを楽しみたいなら「iPhone 15 Plus」

「iPhone 15でも十分かな」と考えた人に比較検討してほしいのが、「iPhone 15 Plus」です。「iPhone 15」の画面サイズが6.1インチであるのに対し、「iPhone 15 Plus」は6.7インチの大画面を備えます。

たとえば、電子コミックを閲覧する際に、セリフの文字が小さいと読みづらいという人は、6.7インチの「iPhone 15 Plus」を選択することで、視認性が向上するでしょう。同様に、動画視聴をひんぱんに行う人にもピッタリです。

基本的なスペックは「iPhone 15」と共通していますが、バッテリー持ちに関しては、「iPhone 15 Plus」のほうが長め。たとえば、ビデオ再生時のバッテリー駆動時間は、「iPhone 15」が最大20時間なのに対し、「iPhone 15 Plus」では最大26時間です。

価格は、最小構成の128GBモデルで124,800円からで、最新世代の「iPhone 16」と同価格。カラーバリエーションは「iPhone 15」と共通です。

手持ちのLightningケーブルを生かしたいならば「iPhone 14」

先述した「iPhone 15」以降はポートがUSB Type-Cになってしまうので、手持ちの充電ケーブルや、周辺機器、モバイルバッテリーなどにLightning端子が多いという場合には、アクセサリを一新するのにどうしても費用がかかりがち。こうした費用もなるべく抑えておきたいという人ならば、2022年に発売された「iPhone 14」もチェックしておくとよいでしょう。本世代では、まだLightningケーブルが使えます。

いっぽうで、機種変後に楽しめる機能も多く備わっており、たとえば、カメラに関しては、静止画だとディティールを精彩に整える「Photonic Engine」機能をサポートするほか、インカメラがオートフォーカスに対応。動画については、手持ちのままで、ジンバルを使ったようなブレの少ない映像を撮影できる「アクションモード」に対応しています。

なお、チップセットには「A15 Bionic(5コアGPU)」を搭載。「衝突検知機能」を備えたことや、Bluetooth 5.3をサポートしたことなども「iPhone 14」以降のモデルの特徴です。

価格は最小構成の128GBモデルが95,800円で、iPhone 16と比べると、29,000円ほど安価に購入できます。カラーバリエーションは、「ブルー」「パープル」「イエロー」「ミッドナイト」「スターライト」に「(PRODUCT)RED」を加えた6色展開です。

安い大画面モデルが欲しいなら「iPhone 14 Plus」

「iPhone 14」シリーズについても、6.7インチの「iPhone 14 Plus」が併売されています。特徴は先述した「iPhone 14」とほぼ共通。Plusシリーズとしての主なメリット&デメリットは、先述してきたPlusシリーズの内容と同様です。

たとえば、電子コミックや動画視聴に適している反面、ポケットに収納しての携行がしづらいデメリットなどがあります。また、ビデオ再生時のバッテリー持ちの数値は、「iPhone 14」だと最大20時間ですが、「iPhone 14 Plus」では最大26時間と長めです。

「iPhone 14 Plus」の価格は112,800円(128GB)から。「iPhone 16」よりも、12,000円安く入手できます。大画面モデルが欲しいけど、少しでも予算を抑えたい人は要チェックです。

「認定整備済品」や「中古端末」もチェックしてみよう

アップルでは、初期不良などで返品された製品を、点検・整備したうえで「認定整備済製品」としてやや安価に販売する仕組みを用意しています。これまでMacやiPadなどが取り扱われていましたが、2023年2月からiPhoneも登場。バッテリーや外装が新しいものに交換された状態で提供されています。新品として販売されているインチ落ち製品以外にも、こうした選択肢があることを覚えておきましょう。

認定整備済品をチェックするメリットは、過去世代の上位モデルのiPhoneが、安価に手に入る可能性があることです。ただし、認定整備済品は、在庫数が限られており、購入できるかどうかは早い者勝ちで決まります。気になる製品が見つかった際には、早めの決断を心掛けましょう。

また、価格.comではiPhoneの中古端末のラインアップもチェックできます。新品では高くて手が届かないという人は、こうした中古端末も視野に入れつつ、比較検討してみるとよいでしょう。

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