旅行やレジャー、子どもの運動会などの大切な思い出は、きれいな写真・動画で残しておきたいもの。そこで活躍するのがデジカメ(デジタルカメラ)です。本特集では、6つのタイプ別におすすめの人気デジカメを厳選して紹介します。
6つのタイプ別に人気デジカメを厳選しました
- デジカメの選び方 6つのタイプから使い方にあったカメラを選ぼう
- 最新デジカメの多くは撮影した写真をスマホに転送できる
- 【タイプ1】定番コンデジ2選 初心者が迷ったらこれ!
- 【タイプ2】高倍率ズームデジカメ3選 光学60倍以上の超高倍率ズームに対応
- 【タイプ3】防水コンデジ3選 アウトドアでアクティブに使える
- 【タイプ4】1インチコンデジ2選 小型・軽量で高画質
- 【タイプ5】大型センサーデジカメ3選 一眼カメラと同等の高画質
- 【タイプ6】新コンセプトモデル5選 Vlog向けコンデジや小型・超望遠カメラなど
- 価格.com人気売れ筋ランキングの最新動向
- 価格.comで中古デジカメをお得に手に入れよう!
※本記事のレンズ焦点距離はすべて35mm判換算で表記しています。
デジカメの選び方 6つのタイプから使い方にあったカメラを選ぼう
デジカメは大きく以下の6つのタイプに分けられ、使い方にあわせて多彩なモデルを選べます。
【タイプ1】定番コンデジ
特徴:価格とズーム倍率のバランスにすぐれ、オールマイティーに使える
利用シーン:旅行、スナップ、風景
【タイプ2】高倍率ズームデジカメ
特徴:一眼カメラを超えるズーム倍率を持っており、遠くの被写体を大きく写せる
利用シーン:野鳥撮影、天体撮影、運動会
「高倍率ズームデジカメ」(ニコンの「COOLPIX P1000」)を使って月を撮影した作例。月を画面いっぱいにズームアップして撮れました
【タイプ3】防水コンデジ
特徴:防塵・防滴性能を備え、アクティブに使える
利用シーン:登山やスキーなどアウトドア全般、野外イベント
【タイプ4】1インチコンデジ
特徴:定番コンデジを超える画質と小型・軽量を両立し、幅広く活用できる
利用シーン:スナップ、風景、ポートレート
左が1インチ(1.0型)のイメージセンサーで、右が一般的なデジカメで採用される1/2.3型のイメージセンサー。1インチのほうがひと回り以上大きく、その分高画質な撮影が可能です
【タイプ5】大型センサーデジカメ
特徴:一眼カメラに匹敵する画質で撮影できる本格的なカメラ
利用シーン:スナップ、風景、ポートレート
【タイプ6】新コンセプトモデル
特徴:動画撮影などでユニークな特徴を持つカメラ
利用シーン:Vlog、スナップ
手軽にVlog撮影を始められる機能を搭載する、ソニーの「VLOGCAM ZV-1F」のように、新しいコンセプトで作られたデジカメが登場しています(※カメラに装着しているBluetoothシューティングリップ「GP-VPT2BT」は別売オプション品です)
選び方のポイントは、これら6つのタイプの特徴を知って、自分の使い方にフィットするものを見つけることです。
旅行用に持ち運びやすいデジカメを安く手に入れたいなら「定番コンデジ」、動物や野鳥など遠くの被写体を撮るなら「高倍率ズームデジカメ」、登山やスキーなどアウトドアで使うなら「防水コンデジ」といったように、カメラを使うシーンや、撮影する被写体からベストマッチなタイプを選んでいきましょう。
本記事では、6つのタイプをすべて網羅し、それぞれの人気モデルを厳選して紹介しています。
>>【タイプ1】定番コンデジ2選 初心者が迷ったらこれ!
>>【タイプ2】高倍率ズームデジカメ3選 光学60倍以上の超高倍率ズームに対応
>>【タイプ3】防水コンデジ3選 アウトドアでアクティブに使える
>>【タイプ4】1インチコンデジ2選 小型・軽量で高画質
>>【タイプ5】大型センサーデジカメ3選 一眼カメラと同等の高画質
>>【タイプ6】新コンセプトモデル5選 Vlog向けコンデジや片手サイズの超望遠カメラなど
最新デジカメの多くは撮影した写真をスマホに転送できる
デジカメが持つ機能のなかで押さえておきたいのが、スマートフォンとの連携機能です。低価格なモデルや古いモデルを除いて、デジカメの多くは無線機能を搭載しており、スマートフォンとWi-Fiで接続して、撮影した写真や動画のデータを転送できるようになっています。
撮影した写真をSNSに投稿したり、家族や友人と共有したり、スマートフォンと連携することでデジカメの楽しみ方が広がります。スマホと連携して活用したい場合は、無線機能(Wi-Fi/Bluetooth)の有無もしっかりとチェックしておきましょう。
無線機能を搭載するカメラとスマートフォンの連携は、各カメラメーカーが用意する専用アプリ上で行います。このアプリでカメラ内の画像を閲覧できます。カメラのなかにはスマホからのリモート撮影に対応しているものもあります
【タイプ1】定番コンデジ2選 初心者が迷ったらこれ!
デジカメの中で根強い人気を持つのが、コンパクトな定番品。小型・軽量ボディに光学10倍~40倍程度のズームレンズを搭載し、使い勝手がよいのが特徴です。普段使いや旅行用として、とりあえずコンパクトなカメラがほしい初心者におすすめします。
1-1.キヤノン「IXY 650」
薄型・軽量ボディに光学12倍ズームレンズを搭載
キヤノン「IXY 650」
「シンプルで使いやすいコンデジ」として人気を集めているロングセラーモデルです。
厚さ22.8mm/重量約147g(バッテリーとメモリーカードを含む)の薄型・軽量ボディに、広角25mm相当からの光学12倍ズームレンズを搭載しています。普段使いのコンデジとして十分なズーム性能です。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2020万画素裏面照射型CMOS(1/2.3型)
・レンズ:焦点距離25~300mm相当の光学12倍ズーム(開放F値:広角端F3.6、望遠端F7.0)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約7.2コマ/秒
・感度:ISO80~3200
・最速シャッタースピード:1/2000秒
・ファインダー:-
・モニター:3.0型液晶(約46.1万ドット)
・動画:フルHD/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
・無線:Wi-Fi内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約99.6×58.0×22.8mm
・重量:約147g(バッテリーとメモリーカードを含む)
1-2.キヤノン「PowerShot SX740 HS」
光学40倍ズーム対応のスタンダードモデル
キヤノン「PowerShot SX740 HS」
価格.com「デジタルカメラ」カテゴリーの人気売れ筋ランキングで上位をキープする、人気のスタンダードモデルです。
広角24mm相当から望遠960mm相当までをカバーする光学40倍ズームレンズを搭載するのが特徴。液晶モニターは180度チルトに対応しています(※タッチパネルは非搭載)。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2030万画素裏面照射型CMOS
・レンズ:焦点距離24~960mm相当の光学40倍(開放F値:広角端F3.3、望遠端F6.9)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約10コマ/秒
・感度:ISO100~3200
・最速シャッタースピード:1/3200秒
・ファインダー:-
・モニター:3.0型チルト液晶(約92.2万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約110.1×63.8×39.9mm
・重量:約299g(バッテリーとメモリーカードを含む)
【タイプ2】高倍率ズームデジカメ3選 光学60倍以上の超高倍率ズームに対応
「高倍率ズームデジカメ」の魅力は、非常に高い倍率のズームレンズを使って、被写体を大きく撮れること。その倍率は、デジタル一眼カメラ用の高倍率ズームレンズ(※最高でも22倍程度)を大きく超える光学60~80倍以上で、なかには光学125倍という圧倒的な性能を持つモデルもあります。
野鳥観察やスポーツ観戦などで遠くの被写体を大きく写したい場合におすすめです。月などの天体撮影にも活用できます。
2-1.ニコン「COOLPIX P950」
光学83倍・2000mmでの撮影が可能
ニコン「COOLPIX P950」
広角24mm相当~望遠2000mm相当の光学83倍ズームに対応するモデルです。
5.5段分の高い補正効果を持つ高性能な手ブレ補正機能を搭載しており、超望遠域でも手ブレを抑えて撮ることができます。操作性では、カメラの設定変更やピント調整がスムーズに行える「サイドダイヤル」を搭載しています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1605万画素
CMOS
・レンズ:焦点距離24~2000mm相当の光学83倍ズーム(開放F値:広角端F2.8、望遠端F6.5)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約7コマ/秒
・感度:ISO100~6400
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・ファインダー:約236万ドット(0.39型有機EL)
・モニター:3.2型バリアングル液晶(約92万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約140.2×109.6×149.8mm
・重量:約1005g(バッテリーとメモリーカードを含む)
2-2.キヤノン「PowerShot SX70 HS」
広角21mm対応の光学65倍ズームを搭載
キヤノン「PowerShot SX70 HS」
21mm相当のワイドな画角に対応するのが魅力の、高倍率ズームデジカメです。
1365mm相当までの光学65倍ズームに対応しながら、重量は約610g(バッテリーとメモリーカードを含む)と比較的コンパクトなボディにまとまっています。手ブレ補正機能も高性能で、「デュアルセンシングIS」によって5段分の補正効果を発揮します。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2030万画素裏面照射型CMOS(1/2.3型)
・レンズ:焦点距離21~1365mm相当の光学65倍ズーム(開放F値:広角端F3.4、望遠端F6.5)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約10コマ/秒
・感度:ISO100~3200
・最速シャッタースピード:1/2000秒
・ファインダー:約236万ドット(0.39型)
・モニター:3.0型バリアングル液晶(約92万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約127.1×90.9×116.6mm
・重量:約610g(バッテリーとメモリーカードを含む)
2-3.ニコン「COOLPIX P1000」
光学125倍・3000mmの圧倒的な超望遠撮影が可能
ニコン「COOLPIX P1000」
レンズ一体型デジカメとして世界最高(2024年3月30日時点)のズーム倍率となる光学125倍ズームを実現したモデルです。
望遠端の焦点距離は3000mm相当に達します。重量約1415g(バッテリーとメモリーカードを含む)の大きなボディですが、「遠くの被写体を大きく撮りたい!」という声に応えられるカメラと言えるでしょう。「月モード」と「鳥モード」というユニークな撮影機能も備えています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1605万画素
CMOS
・レンズ:焦点距離24~3000mm相当の光学125倍ズーム(開放F値:広角端F2.8、望遠端F8)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約7コマ/秒
・感度:ISO100~6400
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・ファインダー:約236万ドット(0.39型有機EL)
・モニター:3.2型バリアングル液晶(約92万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約146.3×118.8×181.3mm
・重量:約1415g(バッテリーとメモリーカードを含む)
【タイプ3】防水コンデジ3選 アウトドアでアクティブに使える
「防水コンデジ」は、水中での撮影が可能な防水や、チリやホコリの侵入を防ぐ防塵、落下時の衝撃からカメラを守る耐衝撃、氷点下でも動作する耐低温などのタフネス性能を備え、アウトドアでアクティブに使えるのが魅力です。登山やスキー・スノーボード、シュノーケリングといったスポーツやアクティビティーでも安心して使用できます。
少々ラフに扱っても壊れにくく、雨の中でも使用できるので、音楽フェスなど野外イベントでの利用にもぴったり。一般的なデジカメとは違う特徴的なデザインやカラーを採用しているモデルが多いのも見どころです。
3-1.OMデジタルソリューションズ「OM SYSTEM Tough TG-7」
高機能な人気・防水コンデジの最新モデル
OMデジタルソリューションズ「OM SYSTEM Tough TG-7」
水深15mの防水、耐衝撃2.1m、耐荷重100kgf、耐低温-10度、耐結露といった高いタフネス性能とあわせて、最高約20コマ/秒の高速連写や4K動画撮影などのすぐれた機能を搭載する人気シリーズの新モデルです。
被写体まで1cmの距離でズーム撮影ができる「顕微鏡モード」や、水中での高画質撮影を可能にする水中モードなども利用できます。新モデルでは、ワイヤレスリモコン(Bluetooth接続)やUSB Type-C端子に対応するようになりました。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1200万画素裏面照射型CMOS
・レンズ:焦点距離25~100mm相当の光学4倍ズーム(開放F値:広角端F2.0、望遠端F4.9)
・AFシステム:
25点コントラストAF
・連写:最高約20コマ/秒(電子シャッター時)
・感度:ISO100~12800
・最速シャッタースピード:1/2000秒
・ファインダー:-
・モニター:3.0型液晶(約104万ドット)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約113.9×65.8×32.7mm
・重量:約249g(バッテリーとメモリーカードを含む)
3-2.リコーイメージング「PENTAX WG-90」
6灯のLED補助光を搭載するユニークなモデル
リコーイメージング「PENTAX WG-90」
水深14mで連続2時間の水中撮影が可能な防水性能のほか、耐落下衝撃1.6m、耐荷重100kgf、耐寒-10度に対応するスタンダードクラスのモデルです。
レンズの周りに6灯のLED補助光を搭載するのがユニークで、より明るいマクロ写真を撮ることができます。高速シャッタースピードで手ブレや被写体ブレを抑える「瞬間輝度アップ」機能などの独自機能も備わっています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1600万画素裏面照射型CMOS
・レンズ:焦点距離28~140mm相当の光学5倍ズーム(開放F値:広角端F3.5、望遠端F5.5)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:コマ数非公表
・感度:ISO125~6400
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・ファインダー:-
・モニター:2.7型液晶(約23万ドット)
・動画:フルHD/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード、内蔵メモリー(約68MB)
・無線:-
・サイズ(幅×高さ×奥行):約122.5×61.5×29.5mm
・重量:約194g(バッテリーとメモリーカードを含む)
3-3.コダック「PIXPRO WPZ2」
イエローカラーが特徴の低価格モデル
コダック「PIXPRO WPZ2」
イエローカラーのボディが目を引く、「Kodak」ブランドの防水コンデジ。水深約15mまでの水圧に耐えられる防水性能や、高さ約2mまでの落下に対する耐衝撃性能などを搭載しています。
アウトドアで安心して使用できる基本性能を持ちながら、価格.com最安価格(2024年3月30日時点)で約21,000円の低価格で購入できるのが魅力です。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1635万画素裏面照射型CMOS
・レンズ:焦点距離27~108mm相当の光学4倍ズーム(開放F値:広角端F3.0、望遠端F6.6)
・AFシステム:TTL方式
・連写:最高約6コマ/秒
・感度:ISO100~3200
・最速シャッタースピード:1/2000秒
・ファインダー:-
・モニター:2.7型液晶(約23万ドット)
・動画:フルHD/30p記録対応
・記録メディア:microSD/microSDHCメモリーカード、内蔵メモリー(約8MB)
・無線:Wi-Fi内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約103.2×66.7×52.4mm
・重量:約176g(本体のみ)
【タイプ4】1インチコンデジ2選 小型・軽量で高画質
「1インチコンデジ」は、一般的なデジカメが採用する1/2.3型の約4倍の大きさとなる「1インチ(1.0型)」の大型イメージセンサーを搭載するモデルです。イメージセンサーが大きくなることで、高感度でもノイズが少なく、色再現性にすぐれた画質を実現しています。
たとえば、ノイズが多くなったり、色かぶりしたりする、屋内での料理の写真もきれいに撮ることが可能。持ち運びやすいコンパクトなモデルが多いので、普段から持ち歩いてスナップ写真を撮るのにもおすすめです。
4-1.ソニー「サイバーショット DSC-RX100M7」
超高速連写・高速AFを実現した高性能モデル
ソニー「サイバーショット DSC-RX100M7」
処理性能にすぐれたメモリー一体1.0型積層型CMOSセンサーを採用する高性能モデルです。
最高20コマ/秒のブラックアウトフリー高速連写や、357点の像面位相差AFを使った最速0.02秒の高速AFなどを実現しています。ズームレンズは広角24mmから望遠200mmまでの光学8倍に対応し、必要十分。収納式の電子ビューファインダー(約235万ドット)も備わっており、明るい屋外でも被写体をしっかりと確認して撮ることができます。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2010万画素裏面照射型CMOS(1.0型)
・レンズ:焦点距離24~200mm相当の光学8倍ズーム(開放F値:広角端F2.8、望遠端F4.5)
・AFシステム:ファストハイブリッドAF(357点像面位相差AF/425点コントラストAF)
・連写:最高約20コマ/秒(電子シャッター時)
・感度:ISO100~12800(拡張設定ISO64/80)
・最速シャッタースピード:1/2000秒(電子シャッター時1/32000秒)
・ファインダー:約235万ドット(0.39型)
・モニター:3.0型チルト液晶(約92.1万ドット、タッチパネル対応)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、メモリースティック各種
・無線:Wi-Fi内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約101.6×58.1×42.8mm
・重量:約302g(バッテリーとメモリーカードを含む)
4-2.キヤノン「PowerShot G7 X Mark III」
30コマ/秒連写対応の1インチコンデジ
キヤノン「PowerShot G7 X Mark III」
広角24mm相当~望遠100mm相当対応の光学4.2倍ズームレンズを搭載する1インチコンデジです。
積層型CMOSセンサーを採用することで高速連写を実現しており、電子シャッターの「RAWバーストモード」では最高約30コマ/秒連写が可能です(※RAW形式の1ファイル記録)。AF/AEスピードを最適化した「Video Blog」撮影モードや、カメラ本体のみでYouTubeのライブ配信が可能な機能を搭載するのもユニークです。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2010万画素積層型CMOS(1.0型)
・レンズ:焦点距離24~100mm相当の光学4.2倍ズーム(開放F値:広角端F1.8、望遠端F2.8)
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約30コマ/秒(RAWバーストモード時)
・感度:ISO125~12800(拡張設定ISO25600)
・最速シャッタースピード:1/2000秒(電子シャッター時1/25600秒)
・ファインダー:-
・モニター:3.0型チルト液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約105.0×60.9×41.4mm
・重量:約304g(バッテリーとメモリーカードを含む)
【タイプ5】大型センサーデジカメ3選 一眼カメラと同等の高画質
先に紹介した「1インチコンデジ」も一般的なデジカメやスマホと比べると大きなイメージセンサーを採用していますが、ここで紹介する「大型センサーデジカメ」は、それよりも大きなイメージセンサーを搭載する高級タイプです。デジタル一眼レフやミラーレスに採用されている「APS-C」サイズの大型イメージセンサーを搭載しており、暗いところから明るいところまで階調性豊かな画質が得られます。
高感度でもノイズが少なく精細感の高い写真が撮れますし、背景をふんわりとボカした大きなボケのある写真を撮ることもできます。風景、スナップ、ポートレートなど、デジタル一眼カメラと同等の高画質で本格的に写真を撮りたい人や作品作りを行う人に向いたカメラです。
5-1.富士フイルム「X100VI」
ボディ内手ブレ補正を搭載した最新のAPS-Cコンデジ
富士フイルム「X100VI」
APS-Cサイズの大型イメージセンサーを搭載する富士フイルムの高級コンデジです。
光学ファインダーと電子ビューファインダーを切り替えられる「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」を採用する「X100」シリーズの6世代目で、有効約4020万画素の高画素センサーやボディ内5軸手ブレ補正を搭載しながらも、従来モデルと同等のサイズ感を維持しているのが大きな特徴です。
世界中で爆発的な人気を集めていて、2024年3月28日の発売開始時には、家電量販店やカメラショップでは予約の抽選販売が行われたほど。予定販売数を超える予約が入っているため、注文受付は一時停止されています。手に入れるのに少し時間がかかりそうですが、「待ってでも欲しい」と思わせるカメラに仕上がっています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約4020万画素 X-Trans CMOS 5
HR
・レンズ:焦点距離35mm相当の単焦点(開放F値:F2)
・AFシステム:117点(最大425点)の「インテリジェントハイブリッドAF」(位相差AF/コントラストAF)
・連写:最高約13コマ/秒(電子シャッター時)
・感度:ISO125~12800(拡張設定ISO64/80/100/25600/51200)
・最速シャッタースピード:1/4000秒(電子シャッター時1/180000秒)
・ファインダー:ハイブリッドビューファインダー(光学式・視野率約95%/倍率約0.52倍、電子式・約369万ドット0.5型)
・モニター:3.0型チルト液晶(約162万ドット、タッチパネル対応)
・動画:6.2K/30p、4K/60p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約128.0×74.8×55.3mm
・重量:約521g(バッテリーとメモリーカードを含む)
5-2.リコーイメージング「GR IIIx」
40mm単焦点レンズを搭載する人気の高級コンデジ
リコーイメージング「GR IIIx」
小型・軽量ボディにスナップ撮影に適した性能を搭載するハイエンドコンデジ「GRシリーズ」の最新モデルです。
APS-Cサイズの大型イメージセンサーを採用する「GR III」の姉妹機で、40mm相当/開放F2.8の新開発「GRレンズ」を採用したのが最大の特徴。重量は約262gで「GR III」とほぼ同じサイズ感に収まっています。
なお、2024年3月30日現在、生産が追いつかない状況が続いているため、リコーイメージングは、「RICOH GR IIIx」を含めた「GRシリーズ」4機種の注文受付を一時停止しています。安定供給が見込めるようになり次第、注文受付を再開するとのことです。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2424万画素CMOS(APS-C)
・レンズ:焦点距離40mm相当の単焦点(開放F値:F2.8)
・AFシステム:像面位相差検出およびコントラスト検出によるハイブリッド方式
・連写:非公表
・感度:ISO100~102400
・最速シャッタースピード:1/4000秒
・ファインダー:-
・モニター:3.0型液晶(約103.7万ドット、タッチパネル対応)
・動画:フルHD/60p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、内蔵メモリー(約2GB)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約109.4×61.9×35.2mm
・重量:約262g(バッテリーとメモリーカードを含む)
5-3.キヤノン「PowerShot G1 X Mark III」
光学3倍ズーム対応のAPS-Cコンデジ
キヤノン「PowerShot G1 X Mark III」
キヤノン「PowerShot G」シリーズの最上位機で、重量約399g(バッテリーとメモリーカードを含む)のコンパクトボディにAPS-Cサイズの大型イメージセンサーを搭載。
APS-Cコンデジとしては珍しく、広角24mm相当~望遠72mm相当の光学3倍対応のズームレンズを採用するのも特徴です。電子ビューファインダーを搭載するなど基本性能にすぐれるのも見逃せません。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2420万画素CMOS(APS-C)
・レンズ:焦点距離24~72mm相当の光学3倍ズーム(開放F値:広角端F2.8、望遠端F5.6)
・AFシステム:最大49点の「デュアルピクセルCMOS
AF」
・連写:最高約9コマ/秒
・感度:ISO100~25600
・最速シャッタースピード:1/2000秒
・ファインダー:約236万ドット(0.39型)
・モニター:3.0型液晶(約104万ドット、タッチパネル対応)
・動画:フルHD/60p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約115.0×77.9×51.4mm
・重量:約399g(バッテリーとメモリーカードを含む)
【タイプ6】新コンセプトモデル5選 Vlog向けコンデジや片手サイズの超望遠カメラなど
最近は、これまでのデジカメにはなかった斬新なコンセプトで開発されたモデルが登場しています。単に写真・動画を撮るための道具というわけではなく、商品撮影や自分撮りなどに特化した新機能によって新しい撮影体験を楽しめるようになっています。
ここでは、Vlogの撮影がやりやすいモデル、単眼鏡のように使える超望遠モデルなど計5製品をご紹介します。
6-1.ソニー「VLOGCAM ZV-1F」
広角20mmレンズ採用のVlog向け軽量モデル
ソニー「VLOGCAM ZV-1F」
Vlogなどの動画撮影に適した「VLOGCAM」シリーズの下位モデルで、重量約256g(バッテリーとメモリーカードを含む)の軽量ボディが特徴。
1.0型のイメージセンサーと、一般的なコンデジの24mm相当よりもひと回り広い20mm相当の単焦点レンズを搭載しています。Vlog撮影向けの機能としては、背景のボケ具合を調整できる「背景ぼけ切り換え」や、商品をカメラの近付けた際のピント外れを防止できる「商品レビュー用設定」が備わっています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2010万画素積層型CMOS(1.0型)
・レンズ:焦点距離20mm相当の単焦点(開放F値:F2)
・AFシステム:425点コントラストAF
・連写:最高約16コマ/秒
・感度:ISO125~12800
・最速シャッタースピード:1/32000秒(※電子シャッターのみ)
・ファインダー:-
・モニター:3.0型チルト液晶(約92.1万ドット、タッチパネル対応)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SD/SDHC/SDXCメモリーカード(UHS-I対応)、メモリースティック各種
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約105.5×60.0×46.4mm
・重量:約256g(バッテリーとメモリーカードを含む)
6-2.ソニー「VLOGCAM ZV-1 II」
超広角18mm対応のVlog向け上位モデル
ソニー「VLOGCAM ZV-1 II」
「VLOGCAM」シリーズの上位モデルで、下位モデル「VLOGCAM ZV-1F」の20mm相当よりもひと回り広い18mm相当の超広角で撮影できる光学ズームレンズ(18mm~50mm対応)を採用するのが特徴。それでいてコンパクトで、ボディの重量は約292g(バッテリーとメモリーカードを含む)に抑えられています。
機能も豊富で、映画のワンシーンのような映像を一括設定で撮影できる「シネマティックVlog設定」などを搭載。シューティンググリップキットも選べます。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約2010万画素積層型CMOS(1.0型)
・レンズ:焦点距離18~50mm相当の光学ズーム(開放F値:広角端F1.8、望遠端F4.0)
・AFシステム:ファストハイブリッドAF(315点像面位相差AF/コントラストAF)
・連写:最高約24コマ/秒
・感度:ISO125~12800
・最速シャッタースピード:1/32000秒(※電子シャッターのみ)
・ファインダー:-
・モニター:3.0型チルト液晶(約92.1万ドット、タッチパネル対応)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:SDメモリーカード、メモリースティック各種
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約105.5×60.0×46.7mm
・重量:約292g(バッテリーとメモリーカードを含む)
6.3.キヤノン「PowerShot V10」
縦型スタイルのユニークなVlogカメラ
キヤノン「PowerShot V10」
縦にカメラを持って撮影するユニークなスタイルを採用する、キヤノン初のVlogカメラ。カメラを縦に構えながら横16:縦9比率の横長動画が撮影できます。
上方向にチルトする液晶モニターを採用しているので、自分撮りも楽々。角度調整が可能な内蔵スタンドを搭載し、カメラのみで置き撮りができるのも特徴です。撮像素子は1.0型で、レンズは19mm相当の広角・単焦点レンズ。ブラックモデルにはトライポッドグリップキットも用意されています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1520万画素(動画撮影時は約1310万画素)裏面照射型CMOS(1.0型)
・レンズ:焦点距離18mm相当(動画撮影時は19mm相当)の単焦点
・AFシステム:コントラストAF
・連写:-
・感度:ISO125~12800(静止画撮影時)、ISO125~3200(4K動画撮影時)
・最速シャッタースピード:1/2000秒(静止画撮影時、電子シャッターのみ)、1/4000秒(動画撮影時)
・ファインダー:-
・モニター:2.0型チルト液晶(約46万ドット、タッチパネル対応)
・動画:4K/30p記録対応
・記録メディア:microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード(UHS-I対応)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約63.4×90.0×34.3mm
・重量:約211g(メモリーカードを含む)
6-4.キヤノン「PowerShot ZOOM」
“観る”と“撮る”を一体化した超小型カメラ
キヤノン「PowerShot ZOOM」
スポーツ観戦やバードウォッチング、スポーツ応援などで、「観る」ことを楽しみながら「撮る」ことを可能にする、新コンセプトの望遠鏡型カメラです。
単眼鏡のようなスタイルを採用し、100mm相当/400mm相当/デジタルズーム800mm相当の焦点距離をワンタッチで切り替えながら使うことが可能。小型ボディながらレンズシフト方式の手ブレ補正も備わっています。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約1210万画素CMOS(1/3型)
・レンズ:焦点距離100mm相当(F5.6)/400mm相当(F6.3)/デジタルズーム800mm相当
・AFシステム:コントラストAF
・連写:最高約10コマ/秒
・感度:ISO100~3200
・最速シャッタースピード:1/8000秒(※電子シャッターのみ)
・ファインダー:約236万ドット(0.39型)
・モニター:-
・動画:フルHD/30p記録対応
・記録メディア:microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約33.4×50.8×103.2mm
・重量:約145g(メモリーカードを含む)
6-5.リコー「THETA X」
タッチパネルモニター搭載の360度カメラ
リコー「THETA X」
360度の画像・映像を記録できる全天球カメラの最新モデル。新たに2.25型タッチパネルモニターを搭載したことで、撮影前のプレビュー表示や撮影設定、撮影画像の閲覧などが本体のみで行えるようになりました。
GPS機能を内蔵しており、本体のみで位置情報を取得することも可能。さらに、より安心して長時間の撮影が行えるように、バッテリーとメモリーカードの交換に対応したのもポイントです。
●基本スペック
・イメージセンサー:有効約4800万画素CMOS(1/2型)×2
・レンズ:円周魚眼レンズ×2(ピント固定、F2.4固定)
・連写:連続20枚(5.5K時)/連続8枚(11K時)
・感度:ISO50~3200
・最速シャッタースピード:1/16000秒(※電子シャッターのみ)
・モニター:2.25型(360×640ドット、タッチパネル対応)
・動画:5.7K/30p記録対応
・記録メディア:microSD/microSDHC/microSDXCメモリーカード(UHS-I対応)、内蔵メモリー(約46GB)
・無線:Wi-Fi/Bluetooth内蔵
・サイズ(幅×高さ×奥行):約51.7×136.2×29.0mm
・重量:約170g(バッテリーとメモリーカードを含む)
価格.com人気売れ筋ランキングの最新動向 低価格モデルからハイエンドモデルまで幅広くランクイン
価格.com「デジタルカメラ」カテゴリーの「人気売れ筋ランキング」
価格.comには、どの製品が人気を集めているのかがひと目でわかる「人気売れ筋ランキング」が各カテゴリーで掲載されています。このランキングをチェックすれば、最新トレンドが見えてきます。
2024年3月30日時点での価格.com「デジタルカメラ」カテゴリーの人気売れ筋ランキングを見ると、本特集で紹介した6タイプのモデルが幅広くランクインしています。一時期、デジカメは1インチコンデジなどの高性能モデルが人気を集めていましたが、2024年3月30日現在はそういったことはなく、低価格なモデルから高価格帯のハイエンドモデルまで選ばれるようになっています。
人気製品を具体的に紹介すると、定番モデルではキヤノン「PowerShot SX740 HS」、防水コンデジではOMデジタルソリューションズ「OM SYSTEM Tough TG-7」がランクの上位をキープしています。リコーイメージング「GRシリーズ」の人気が高いのも特徴です。2024年の最新モデルでは、富士フイルム「X100VI」が爆発的な人気を集めています。
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デジカメをより安く手に入れたいなら、価格.comの「中古デジタルカメラ」カテゴリーをぜひチェックしてみてください。
価格.comでは、新品だけでなく、中古のデジカメに関する情報も登録されています。商品状態や画素数、光学ズーム、メーカーなどで商品を検索できます
「中古カメラ」と聞くと商品の保管状態が気になるかもしれませんが、価格.comの「中古デジタルカメラ」カテゴリーでは、「カメラのキタムラ」などカメラ販売で実績のあるショップが商品を登録しているので安心できます。また、「Sランク」から「Dランク」まで5段階で商品の状態が表示されていて、外観のキズなど詳細を確認して選ぶことができます。
ただし、一部のショップを除いて、中古のデジカメは基本的にショップの長期保証がありませんし、付属品が欠品しているケースも見られます。賢く選ぶにはある程度知識が必要になるので、カメラ初心者は新品を選ぶのが無難です。
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